ツールド日本海ママチャリラリー
富山市グランドプラザを出発点に、高岡市金屋町を経由して、金沢21世紀美術館をゴールとする約70キロのコースをママチャリで走破するという壮大な企画。
本企画は、自転車の速度や順位を競うものではなく、コース上各所に設けられたチェックポイントにおける各種イベントにおいて、沿道地域の風物、文化を感じ、味わいながら地域と交流する自転車本来の旅、そして地域間交流を楽しむという趣旨で開催。
日本海沿岸地域の連携強化をめざした新しい取り組みである。
第1回:2009年10月31日
第2回:2010年9月25日
第3回:2011年10月2日
企画主旨
古くから海でつながり、大陸とも文化、経済的な交流が深い日本海沿岸地域。戦後、東京を中心とする太平洋沿岸地域が日本の表玄関として注目を集めるなかで、この地域が裏日本としての位置づけに甘んじてきたことは日本文化や経済にとっても、そして、その発展にとっても惜しむべきことである。
しかしながら、近年、世界的な視点でも経済発展が目覚しい中国、韓国、ロシアなどとも歴史的関係性が強い日本海沿岸は、これからの日本再生の中心的な地域となりうる可能性を十分に秘めている。その中で、大陸との交流の結果とも言える伝統産業や先端的な技術を持つ製造業が結集している北陸沿岸の「つながり」の再生は、日本経済、また日本海沿岸文化復活の重要な要因となるであろう。
そこで、環境にもやさしい自転車で日本海沿岸地域を縦断し、人の足によって北陸の主要都市をつなぐことで地域間連携を高め、人との出会い、地域との出会いを通じて、日本海沿岸地域に新たな誇りと活力の醸成を刺激することが今回の企画の趣旨である。